DX

2025/07/01 DX推進状況に関するご報告

2025.7.1

協和デンタル・ラボラトリー代表の木村健二です。

久しぶりの投稿となりました。日々デジタル技術は進展しており、この2年、当社にもさまざまな変化がありましたので、DX推進活動についてご報告いたします。

当社は、DX時代のデジタルを活用した新しい歯科医療における歯科医師のサポート役として、患者様の健康と笑顔の回復に貢献できる企業体制づくりを目指すべく、今まで着手してきたデジタルを活用した歯科技工技術をさらに洗練・高度化させることを目指しています。

DX戦略を策定した日から5年後、2028年を一つの目標と定め、現在2年が経過しました。現在の進捗の様子は下記のとおりです。

1「オールデジタル技工体制の構築」

口腔内スキャナーの受注件数が年々増加しています。新しい口腔内スキャナーが順次登場していますが、いずれのスキャナーにも対応できる体制を整えております。口腔内スキャナーの普及に伴い、当社でもオールデジタル受注件数も増加、2024年にはデジタル技工とアナログ技工比率がついに半々となりました。

デジタル関連の質問を多くお受けするようになり、歯科医師の先生がたのサポート役が務まるよう、日々情報の収集や最新技術に対する対応力を培ってまいります。

2「ミクロン単位の精密歯科技工技術の向上」

デジタル技工の増加に伴い、生産体制の増強に努めた2年間でした。ミリングマシーン、3Dプリンター、口腔内スキャナー、技工用卓上スキャナー、金属床電解研磨装置などの最新設備を導入し、精度の追求と、業務体制効率化を両輪で図りながら、更なる精密歯科技工技術向上を目指します。

3「データを活用し、一貫した業務プロセス体制づくりを進めます」

一貫した業務システムの構築を目指して業務プロセスの再検討に励んでおります。また、データ受注専門のスタッフを増員し、現場の体制も強化しました。

4「DXを支える人材を増加させます」

チーム別にテーマを決めた勉強会を毎週水曜日の朝に開催しております。デジタルを工夫して活用する手法の実験、研究等の活用など、そのテーマは日々の臨床に促したものとなっております。その成果は、年に1度の社内勉強会で、チーム毎に発表し、知識の共有に努めております。

また、社外デジタル専門家のサポートを受けながら、事務・営業部門におけるデジタル化が大きく推進された点も、この2年の大きな進歩であったと考えます。

以上のように、DX戦略の策定を契機に、DX推進活動がより活発になったことは、大きな実りです。歯科医師の先生がたにとって、調整の少ない歯科技工物、患者様にとって健康と笑顔の回復につながる歯科技工物の提供ができるように努めてまいります。

引き続き、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。

有限会社協和デンタル・ラボラトリー
代表取締役 木村 健二