「歯科技工士スキルアップ研修会」で講演を行いました
令和6年9月15日、弊社の今田裕也が、富山県歯科医師会主催の「歯科技工士スキルアップ研修会」にて講演を行いました。
講演テーマは「デジタル技術がもたらす技工作業のパラダイムシフト ~精緻化と簡便化の融合~」で、デジタル技術が歯科技工分野にもたらす影響について、特に義歯製作の現場での活用法やデジタルとアナログの融合について解説しました。
今田は、クラウンやブリッジ分野でのCAD/CAM技術による生産プロセスの進化に加え、義歯製作においてもデジタル化が進展している現状を紹介。
さらに、義歯製作におけるデジタル技術の利点や、デジタル化に取り組む中で得られた洞察についても発表しました。
研修会に参加された皆様からは、今後のデジタル技術のさらなる発展に期待が寄せられており、技工士としてのスキルアップに役立つ有意義な時間となりました。
今後も弊社は、技術の向上と新しい技術の導入に取り組み、歯科技工士の皆様に貢献してまいります。
講演概要
テーマ
デジタル技術がもたらす技工作業のパラダイムシフト 〜精緻化と簡便化の融合〜
内容
近年の歯科技工分野におけるデジタル化は、生産プロセスを劇的に変化させ、作業集約による効率化を図ることにより、歯科技工士の働き方に良い影響を与えています。
とくにクラウン、ブリッジ分野では CAD/CAMによるシステマティカルな生産プロセスが一般的になっています。また人材確保の観点からも、ラボのデジタル成熟度は無視することができません。
一方、義歯分野においては、使用材料や義歯特有の構造上の関係で、全ての製作工程をCAD/CAM で完結できるわけではなく、現状は要所ごとに工夫し、デジタル・アナログを併用した活用法が主となっています。
今回は、数年前より取り組みを始めた義歯製作におけるデジタル化の取り組みと、それによって得られたデジタルならではの気づき、使用するソフトウェアについて発表させていただきます。