攻めのIT経営中小企業百選

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「攻めの IT 経営中小企業 100 選」選定によせて〜当社の IT 化のあゆみ

当社は松戸市において約30年にわたり、地域の方がたのお力添えをいただきながら、歯科技工に携わる企業として成長を遂げてまいりました。歯科技工とは、歯科医院様よりお預かりした模型をもとに、入れ歯や差し歯などの歯科技工物を患者様ごとに一品一品オーダーメイドで製作する職業で、当社は特にインプラントやジルコニア(人工ダイヤ)、デジタル歯科技工関連に特化した歯科技工所として、北は青森、南は沖縄まで全国各地の歯科医院様よりお仕事をお預かりしております。

このたび、経済産業省主催の「攻めの IT 経営中小企業百選 2017」において、 IT 利活用に積極的に取り組む中小企業として選定されました。約 20 年前に事務部門へ IT ソフトを導入したのを皮切りに、CAD/CAM の導入および活用、工程管理ソフトの導入、情報共有ソフトの開発と、一歩一歩着実に前進してきたことを評価していただけたので、社員一同大変嬉しく感じております。特に、社員皆で知恵を絞って自社開発した「未来プラン」、略して「ミラプラ」は、何万とおりある歯科技工物製作工程を工夫してマスタ登録、展開することにより、作業工程の明確化とスムーズな生産計画立案が行えるようになりました。また、情報共有ツールとしても大変役立っており、現在なくてはならない存在となっております。

これまでの経験から感じることは、IT は使い方が重要であるということです。 使い方を誤ると人を管理するためだけの道具となってしまいます。社員が助け合うために IT を活用するという考えを持つことが重要です。このことが、歯科医院様の良きパートナーとなること、そして患者様の健康と笑顔を回復することに繋がるのだと思います。まだまだ課題は数多くありますが、今後も皆で話し合いを重ねながらよりよい会社づくりを目指します。

有限会社    協和デンタル・ラボラトリー
木村    健二